[exam]人間ドックの検査説明:心臓MRI

オプション検査項目 / 執筆 : FRONTEOヘルスケア

心臓MRI

強力な磁石と電波を使って心臓の内部をあらゆる角度から撮影したり、冠動脈の様子が調べられる検査です。

 

どういう検査?

MRI(磁気共鳴画像法)検査では、強力な磁石と電波により、心臓の内部を全方位から断面コンピュータで画像化し、身体を傷つけることなく身体の中の見たい部位を観察することができます。

心臓MRI検査では、立体的な心臓の断面をあらゆる角度で撮影でき、さらにさまざまな撮影法を使うことで、心臓の形を見ることができるだけでなく、心臓の動き方や、心臓の大きさ、心臓が送り出す血液の量を知ることができます。

 

シネMRI

  • これまで、MRIでは静止画しか撮影できず、心臓のように動きがある臓器の検査はできませんでした。しかし、近年MRI技術が発展し、心電図と同期させて1心拍あたり16〜40コマを撮影することで、心臓の動きを動画として観察できるようになりました。

 

遅延造影

  • MRIでは、造影剤が使われる場合もあります。造影剤ガドリニウムを使用する遅延造影と呼ばれる撮影法では、心臓の血管の詰まり(梗塞)が白く映し出され、わかりにくい場所であってもほぼ100%発見することが可能です。白く映し出される部分の大きさで、どの程度の大きさの梗塞が起きているかだけでなく、心筋梗塞の重症度も分かります。

 

冠動脈MRA

  • MRIを使って心臓の冠動脈を撮影する冠動脈MRA検査では、造影剤を使わずに心臓に酸素や栄養を送っている冠動脈の血管を立体画像で見ることができます。心筋梗塞(心臓麻痺)は、冠動脈の内腔が細く狭くなり、やがて詰まって血流が途絶えてしまうことで起こる病気ですが、この検査で冠動脈の細くなっているところを発見すれば、心筋梗塞(心臓麻痺)の早期発見や予防が可能になります。

 

知っておきたい

  • ヨード造影剤やガドリニウム造影剤などの造影剤を使用した場合、むかつきや嘔吐、じんましんなどの副作用が起きることがあり、まれに重症になることがあります。過去に造影剤で副作用のあった人・喘息の人は、そうでない人たちに比べ副作用が出やすいので、検査の前に医師に相談しましょう。
  • ペースメーカー、体内金属保持者、妊娠の可能性のある人、刺青、ボディーペイントのある人はあらかじめ医師に申し出てください。
  • コンタクトレンズは酸化鉄などの金属を含んでいる場合があり、着用したまま検査を受けると発熱などのおそれがあるので、必ず外しましょう。

 

検査のながれ

1. 事前準備

検査の内容によっては食事制限があります。

 

2. 金属類を外す

MRIは強い磁場(磁気)を使用するので、金属製品類(磁気カード、カギ、時計、万年筆、ピアスなどの)を撮影室に持ち込めません。

 

3. 着替えて検査室に入る

専用の検査着を着用して撮影室に入ります。

 

4. 装置に横たわる

装置のベッドに横たわり撮像を行います。身体は装置に固定します。撮影時間は施設や検査内容によりますが約20~40分ほどです。

 

5. 造影剤の注射

検査の内容によっては造影剤という放射性物質の入った薬を静脈内に注射する場合があります。

 

6. 検査

検査中は装置の磁石から大きな音が出ますが、大丈夫ですので心配しないでください。
検査中は動かないようにしてください。動いてしまうと写真がぶれてしまいます。

 

7. 検査の終了

検査終了後は、検査着から着替えて終了です。検査後の日常生活は普段通りで結構です。

造影剤を使用した場合は、体外への排泄を促すため、水分をたっぷり取りましょう。

 

知っておきたい

  • CT検査には、造影剤(ヨード剤)を使用する検査(造影CT検査)と、使用しない検査(単純CT検査)があります。
  • X線を照射する検査のため、妊娠中の女性は受けることができません。
  • ペースメーカーなど体内に金属が入っている場合には受けられないことがあるため、必ず事前に相談しましょう。
  • 造影剤の使用で、まれに吐き気、かゆみ、じんましんなどの副作用がみられることがあります。ヨード剤にアレルギーのある人は注意が必要です。

 

心臓MRI検査でわかるおもな病気

  • 心筋梗塞
  • 拡張型心筋症
  • 肥大型心筋症
  • 先天性心疾患
  • 心サルコイドーシスなど

出典:YOUR DOCK編集部(検査一覧に戻る