[exam]人間ドックの検査説明:骨盤腔MRI

オプション検査項目 / 執筆 : FRONTEOヘルスケア

骨盤腔MRI

磁気共鳴画像診断法(MRI)を使って、おもに子宮の状態を調べる検査です。

 

どういう検査?

骨盤とは腰から足の付け根を支える大きな骨です。穴の開いた大きな洗面器のような形をしており、膀胱や直腸などの内臓が収まっています。女性特有の器官である子宮や卵巣も骨盤の中にあります。

MRIは脳の検査などでも用いられる装置です。強い磁気により体の中を間接的に映し出す方法で、放射線を使いません。骨盤腔MRI検査ではMRIを使って、骨盤の内部に位置する臓器の大きさや状態がわかります。

  • 間接的な検査なので医師が直接体を診察する必要はなく、画像のみで判断されます。

骨盤腔MRI検査では通常2つの方向の体の断面図を調べます。この検査によって子宮や卵巣の異常を見つけやすくなります。また男性では前立腺などの男性特有の臓器の状態を調べることもできます。

  • MRIは音が大きく検査時間も30分以上かかりますが、痛みがない、放射線被曝がない、医師の内診がないという利点もあります。

 

検査のながれ

1. 検査準備

用意された検査着に着替えます。強い磁気を利用した装置なので、アクセサリーや時計、ペースメーカーなど磁石に反応したりするような物はあらかじめ外しておく必要があります。クレジットカードの磁気が使えなくなるおそれがありますので、財布類も預けておきましょう。

 

2. 造影剤を使う場合

鮮明な画像を得るために造影剤を使う場合は、造影剤を注入する血管の位置が検査中にずれないようにして、検査台の上に横たわります。

 

3. 撮影

大きな筒状の装置に入ります。装置は自動で動いて撮影が行われます。撮影中に何度か息を止めるよう指示されます。

 

4. 診断結果

後日、診断結果を受け取ります。検査結果によってはさらに精密な検査を行います。

 

知っておきたい

  • ペースメーカーや人工内耳を使用中の人は、MRI検査を受けることができません。
  • 検査室内には、時計、磁気カード、携帯電話などの電子機器、金属類などは持ち込めません(機械から出ている強力な磁気により壊れる場合があります)。
  • 造影剤を使った場合は、体外への排出を促すため、水分を多く取りましょう。

 

検査前の相談が必要な場合

※以下の条件に当てはまる方は、頭部MRI検査を受けられない可能性があるため、事前に必ず施設に相談してください。

  • 手術により体内の一部に金属が入っている
  • 閉所恐怖症である
  • 体に刺青、タトゥー、アートメイクをしている

妊娠中の人でも、必要と判断された場合に骨盤腔MRI検査や造影剤を用いた骨盤腔MRI検査が行われることがあります。まず妊娠していることを医師に知らせ、相談しましょう。

 

骨盤腔MRI検査でわかるおもな病気

  • 子宮内膜症
  • 子宮腺筋腫
  • 子宮筋腫
  • 子宮頚がん
  • 子宮体がん
  • 卵巣がん

出典:YOUR DOCK編集部(検査一覧に戻る