[exam]人間ドックの検査説明:尿検査

基本検査項目 / 執筆 : FRONTEOヘルスケア

尿検査

採取した尿を提出し、尿の中の成分を検査することで、腎臓や膀胱の状態について調べます。

 

尿タンパク

腎臓の機能が正常であれば、通常、尿の中にタンパク質が混ざることはほとんどありません。しかし、腎臓が正しく機能していないと身体にじゅうぶんなタンパク質が吸収されず、あやまって尿と一緒に排出されてしまいます。尿の中にタンパク質が混ざっているかどうかを調べることで、腎臓が正しく機能しているかどうかを知ることができます。

基準値 陰性(-)
1日あたり100mg未満
要注意 陽性(±)、(+)
1日あたり100mg以上

 

尿糖

糖尿病などにより、血液中の糖が一定値を超えて存在する場合、身体に吸収しきれなかった糖が尿の中へ混ざり、体外へ排出されます。また、腎臓糖尿や甲状腺機能亢進症の場合も、尿の中へと糖が混ざります。尿の中へ糖が混ざっているかどうかを調べることで、こうした病気の有無について知ることができます。

基準値 陰性(-)
要注意 陽性(+)

 

尿沈渣(にょうちんさ)

尿を遠心分離すると、尿の中にある血球成分や細胞などが沈殿物としてあらわれます。この沈殿物について顕微鏡で検査を行い、検出される成分の種類や量によって、腎臓や膀胱が正常に働いているかどうかを調べます。

基準値 「正常」や「異常なし」、「所見なし」との診断になります。赤血球および白血球であれば、4以下/HPFが基準値となります。
要注意 「所見あり」や「異常あり」との診断になります。所見が認められた沈殿物によって疑われる病名は様々です。内容によっては、さらに精密な検査が必要になる場合もあります。

 

尿潜血

尿に試験紙を浸し、尿の中の血液の有無について検査を行います。尿潜血について調べることにより、腎臓や膀胱の状態について知ることができます。

いわゆる血尿と呼ばれる尿は赤色をしていますが、いつもと変わらないように見える尿でも、肉眼では見えないレベルで血液が混ざっている場合があります。

基準値 陰性(-)
要注意 陽性(±)、(+)

 

尿比重

尿は、腎臓で吸収されなかった余分な水分が排出されたものです。尿はほかにもさまざまな物質を含んでいるため、通常、尿は水よりも重い、つまり比重が高い状態にあります。

脱水症状や糖尿病の場合などは尿はさらに重くなり、比重もさらに高くなります。逆に、比重が低い場合は、腎臓の機能が低下している可能性があります。

基準値 1.005~1.030(*施設ごとに異なる場合があります)
要注意 低比重1.005未満
高比重1.030以上

 

尿検査でわかるおもな病気

  • 腎炎
  • 糖尿病腎症

出典:YOUR DOCK編集部(検査一覧に戻る